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13:05-16:05 ローソン・ユナイテッドシネマ入間にて「国宝」鑑賞。歌舞伎社会を少し垣間見た。

映画鑑賞記録

国宝

映画『国宝』は、吉田修一の同名小説を原作とした、2025年6月6日公開の日本映画。
概要

  • 監督: 李相日
  • 脚本: 奥寺佐渡子
  • 主演: 吉沢亮
  • 共演: 横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、渡辺謙 ほか
    あらすじ>
    任侠の一門に生まれた青年・喜久雄(吉沢亮)は、抗争で父を亡くし、天涯孤独の身となります。そんな中、上方歌舞伎の名門の当主である花井半二郎(渡辺謙)に女形としての天性の才能を見出され、歌舞伎の世界に足を踏み入れます。
    半二郎の跡取り息子である俊介(横浜流星)と兄弟のように育ち、親友として、そしてライバルとして互いに切磋琢磨しながら芸に青春を捧げていく喜久雄。しかし、ある出来事をきっかけに、二人の運命は大きく揺れ動いていきます。
    血筋や出自、才能、そして嫉妬が渦巻く歌舞伎界で、喜久雄が芸の道に人生を捧げ、やがて”国宝”と呼ばれる存在になるまでの、壮絶な人生を描いた人間ドラマである。

青年・喜久雄(吉沢亮)と跡取り半二郎の跡取り息子である俊介(横浜流星)の区別がつかなくて少し困った。最後までどちらがどちらだったか判別しきれなかった。映像が非常に美しく!歌舞伎社会を少し垣間見た気がする。義兄弟で育った2人であり、やがて競争相手にもなった2人の心理描写など現実にありそうなストーリーではあるが、私の今の世代ではそうした人間の競争心理に感動は働きにくい。

野球界のレジェンド王選手が引退を決めたのは、負けても腹が立たなくなった時に、限界なのだと判断したのだそうだ。負けて悔しいとか思えばこそ隠れても練習し、限界を乗り越えてきた。それがなくなって悔しくもなければなんでもなくなった時、引退すべきだと悟ったのだ。

それと同じで、歯を食いしばって練習する姿や、競い合いのドラマに感動がない。感動しなくなったというのが正しいかもしれない。それ自体、虚しく感じるのだ。しかし、芸術的な美しい幻想的な映像には惹かれた。

口コミリサーチ

動員数・興行収入

  • 観客動員数: 782万人以上
  • 興行収入: 110.1億円以上
    2025年8月22日時点で、邦画実写作品の歴代興行収入ランキングで第2位という快挙を達成しています(『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』に次ぐ)。この大ヒットは、「30億円で大ヒット」と言われる日本映画界の常識を打ち破るものとして、注目されています。
    口コミ・評判
    SNSや映画レビューサイトでは、以下のような感想が寄せられています。
  • 絶賛の声
  • 役者の熱演と努力: 主演の吉沢亮さん、共演の横浜流星さんをはじめとする役者陣の演技が圧倒的だと高く評価されています。特に、1年半にわたる歌舞伎の稽古の成果が表れた、美しい所作や舞台での迫力ある演技に感嘆の声が多数上がっています。
  • 映像美と演出: 3時間という長尺を感じさせない、見応えのある映像美や力強い演出も好評です。歌舞伎の舞台裏や、登場人物の葛藤を丁寧に描いたヒューマンドラマとしても高く評価されています。
  • 感動と共感: 主人公たちの生き様や、芸に身を捧げる情熱に心を打たれる人が多く、「何回観ても涙が出る」「一生記憶に残る傑作」といった声が見られます。歌舞伎に詳しくない人でも楽しめたという感想も多いです。
  • 一部の意見
  • 原作との比較: 原作小説のファンからは、映画化にあたってストーリーや人物描写が簡略化された部分に物足りなさを感じるという声もあります。
  • 女性キャラクターの描写: 女性キャラクターの心情描写が少ないという意見も一部見られます。
  • ストーリーへの評価: 役者の演技や映像は素晴らしいものの、物語自体には淡々とした印象を受けたという感想も見られます。
    全体としては、役者陣の鬼気迫る演技と、歌舞伎の世界を美しくも力強く描き出した演出が高く評価され、多くの観客を魅了している作品と言えます。
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