論戦失われ憲法死文化 ‖ 最高裁1人が反対意見
野党は、これを受け、国会改革が必要として、法で召集義務化を強調
憲法53条で「内閣は臨時国会の召集を決定できる」としている。細かい内容として「衆参両院で、4分の1以上の議員要求があれば、内閣は召集を決定しなければならない」としている。 ✍️その臨時国会の開催期限についての規定が記されていない。そのため、菅内閣では、期日の指定はない、と応じなかった理由を述べている。応じなかったのではなく、彼流に言えば、考慮中ということになろう。安倍政権では臨時国会に3ヶ月応じなかった。これを違憲として立憲民主党や共産党などの野党議員6人が国に損害賠償を求めた。これに対し、最高裁第3小法廷(長嶺安政裁判長)で12日原告の上告を棄却した。 ‖ これに掲題にあるように1人の裁判官(宇賀裁判官=元東大教授)が反対意見を述べた。 ‖ 社説:国会不召集判決に対し、「民主国家と言えるのか」と疑問を呈している 📝 日本の民主主義は、様々な方面からまだまだ後進国に感じるが…
[外苑再開発 ]伐採着手に「待った」
東京都が開発業者に対し、伐採本数を減らすなどの樹木保全の具体策を要請した。
[少子化対策]政府は育児中の柔軟勤務を導入した企業に対して1人15万円の補助[=厚労省]
📝 民圧とでも言おうか、大衆の時代背景がこうさせている、という一面を感じる。15万円が適当かどうかをここで論じても始まらない。要は、政府が大衆の時代背景を考慮に入れた、対策を示しているということになろう。支持率維持にもこうした施策が功を奏する。軍事費43兆円から見れば、無視できるレベルの補助金なのだが、大衆心理には効果が大きい。
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用語解説
[反出生主義]
2006年に南アメリカの哲学者ディビット・ベネター氏が哲学書で発表し注目を浴びた。これに対してどう解釈するのか? ‖ 小島和男[学習院大学教授]は、「死んだ方が良い主義」ではない、と。現代の若者が誤解を招いていることを懸念している。一方、森岡正博[早稲田大学教授]は、この主義はさまざまな解釈がなされているとし、哲学の世界では2000年以上前から存在しているという。生まれてきてよかったのか?悪かったのか?の議論は尽きない。📝 何やら言葉の遊びにも聞こえるが…