ライセンス生産(*1)与党が完成品容認協議
📝 いよいよ防衛装備品の輸出緩和に向けた与党協議を開始した。こうして、報道が繰り返されているうちに大衆の感覚は麻痺して感じなくなる。ジワリと方針が染み込んでゆくのである。
📝 [識者の声=元内閣官房副長官補| 柳沢協二氏] ‖ 日本の安全保障に、逆効果 | 完成品を輸出することイコール我が国の防衛に必要とされる以上の武器を生産・利用することになる。防衛予算内で対応できるのか、と警告している。
岸田政権 累計80兆円超の補正予算
‖ 政府は10日、80兆円の補正予算案を閣議決定した
📝 [=市川千晴]記事によれば、本閣議決定により、歳出(支出)総額は約13兆円となった。記事は物価抑制や景気への効果は明確でなく借金(*2)頼み露呈、と指摘している。
📝 また、サブタイトルで「規模ありき、緊急性ない事業も」と。
ガザ、毎日4時間戦闘休止 ‖ 「人道回廊」で民間人非難へ
米政府発表、イスラエル合意 ‖ 市街戦の激化でガザ市の複数病院被害か…
やっと民間人の被害改善の道が開けるか… バイデン氏、国際的な批判に対応し取組んだ結果のようだ
米中、15日に首脳会談 ‖ バイデン氏と習近平氏が米西部サンフランシスコで開催すると発表
少しは明るい話題である。
その他のニュース
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★💡 : ロシアや米国からアクセスがある。少数ではあるが、政治的な記事はリスクがある?
用語解説
(*1)ライセンス生産
高い技術を持った企業が、他社に技術の使用許可を与え、「その高い技術」を使った製品を当該他社が生産すること。
(*2)借金
この政府における借金、という表現は国民全体に大きな誤解を招く表現である。ここで使っている借金という用語は、我々が普段使っている借金とは全く異なる性質・意味を持つ。それは貨幣を供給する側と利用する関係からくるが、ここでは省略する。
具体的にいうと、国の借金とは、国債残高のことである。裏を返せば『国民の保有する貨幣の総額』を示している。複式簿記を経験している方ならすぐ理解できる二面性である。片側が借金であれば、もう片方は資産なのだ。
これ(借金)を、もし減らすのは国民から貨幣を奪うことと同じである。その奪う手段が増税である。
なぜ政府は増税に躍起になっているのか。最近になって、この仕組みを指摘する国会議員や一部の経済学者が表部隊に出てきたことはありがたい。が、国民全体にその事実が浸透するのはさまざまなマスコミの媒体に目を通す限り、相当先のことであろう。生きているうちは無理だろう。そして、その後に新たなブレークスルーが生じるかもしれない。
話が逸れたが、国民にその借金と言っている豊富な資金が全体に均等に渡って流れるなら問題はそう起こらないはず。一番の問題点は、富の遍在、である。どの世界にもずる賢い輩がいて、溜め込んだり、GDPに貢献しないことに使うなどが起きる。近年格差社会が指摘されてきているが、まさに、このような現象である。
富の遍在とは、貨幣の無効成分(使わずに蓄えたり、隠したりする経済効果に乏しい部分)の事であり、この問題の対策、つまり平準化を政府は並行して行う必要が出てくる。いわゆる累進課税などの税制を構築すべきである。消費税はもってのほかで、長年に渡り富の遍在を増大させてきたのである。
補正予算
経済対策として年度内に補正予算を編成することが多い。このニーズは、近年ではコロナ対策や、輸入物価高による物価の高騰対策などに計上される。 ‖ 補正予算は国会の審議を経て成立する。 ‖ こちらを安易に使うと「ばら撒き」とかで批判する人も多い。しかし、バラマキは必ずしも悪ではない。前項(*2)で述べたような「富の遍在」を平準化して有効貨幣ベクトル成分を大きくできるからである。