13日に臨時国会が閉会した。終盤になって「政治と金|政治資金パーティ券の裏金」の問題が噴出し混乱しました。岸田政権は、国民の求めている課題に向き合おうとしないで、多くの国民が不安に思う政策の実行を急いでいるように見えます。
議論が山場を迎えた政策課題リスト
- 武器輸出緩和
- 柏崎刈羽原発 ‖ 現在運転禁止命令が出ている。この命令解除判断へ。原子力規制委員会は東電と意見交換し、解除方向へと向かっている様子。
- 介護サービス ‖ 利用料の自己負担率2割の対象者を増やす方向で早ければ25年8月に適用
- 定額減税・少子化対策 ‖ 対策により恩恵が小さくなる家庭も
- ガソリン補助 ‖ 24年4月に期限切れとなるガソリン補助をめぐり、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項*1」の議論が自公国3党の間で進む。
- マイナ保険証 ‖ 来週秋に現行保険証を廃止し、マイナ保険証へ移行表明。10月のマイナ保険証の利用が約4.5%であることから、問題含みが不安を残す
パーティ券問題 ‖ 派閥が不記載指示、口止めも指示
[13日発]安倍派の宮沢副大臣が「昨年までの3年間に派閥側から140万円の環流を受け政治資金収支報告書に記載していなかった」と述べた。記載しないでいい、と指示があったことも明らかにした。しかし、指示した相手については明らかにしていない。
📝 政治が商売人の集まりになってしまった。商売人なら、このような事態は日常的に当たり前に行われている。だから商売として見るなら、さもありなん程度の出来事なのだ。政治理念の欠如と言える。
📝 一兆円の使途不明金、旧民主党時代に指摘された8000億円の使途不明金、80億円の利用しない施設の投資、、などなど、思い出した。比べれば、ゴミ程度の金額だ…しかし、それらの金額相当の資金は消えてしまったわけではない。行方不明なだけだ。どこかには流れているだろう。違うのだろうか…
税制大綱原案 ‖ 高校生年代の世帯、扶養控除縮少明記
📝 結論から言うと、家計の税負担が増える、ということである。一方で児童手当は拡充される…いつものことであるが、財政均衡法が基本にあるのだから、削った分をどこかに負担させる、それもうるさくない少数派に皺寄せして…となることは幾度か述べてきた。
→減税なんかも花火が上がって喜ぶのは早い。なんとなれば、同じ理由でどこかに負担が移るだけのことで、より社会的に弱い立場、発言しない立場の無口な人々へ負担が向かうのである。記事は読まなくても気づく。どうして根本的なところを論じないのか、論じるとバーンされる…か。言論の自由は権力機構側として厄介なものであるが、そうだなければ多数の素直な国民の上で独裁専制に近づいてゆくのが人間社会、ここにジャーナリストの使命・活躍を期する。
ウクライナ支援継続強調 ‖ 米大統領
下院議長は難色を示す ‖ イスラエルは支持を失い始めている ‖ 米、一貫擁護から軌道修正
ミサイル攻撃でキーウ53人負傷…
153カ国、ガザ停戦を要求 ‖ 国連総会
イスラエルが地下トンネル「水攻め」 ‖ 米紙報道 ‖ 国連といっても、大国が賛成に回らないのであるから非力である
韓国与党代表が辞任へ
総選挙向け刷新アピール
せっかく日本との折り合いが改善されているのは今の与党のおかげである。しばらくは実権を担ってほしいものであるが…
[社説見出し ]保険証の来秋廃止は撤廃せよ ‖ 臨時国会閉幕で暮らしの課題置き去り
…
その他のニュース記事
- 雇用保険の適用改正 ‖ 従来の週20時間を、10時間に。パートら480万人が加入対象に。📝 家庭を守る主婦の立場への待遇改善が進む。これ自体は大変に良いのだが、そこで減る財源の皺寄せは誰が負担するのか、という反面を見なければならない。財政均衡法がある限りは、改善は根本的には微小だ。単に、地ならしするだけで、土が増えるわけではない。
- 前原氏ら4人を国民が除名 ‖ 離党届を受理せず 📝 離党届を受理しないで除名だという。どう違うのか?知恵袋による解答例を見ると「自分の意思で党を離れるか、党に追い出されるか、の違いです」とある。結果は同じだが、いかにも罰を与えるぞ、という戒めに聞こえる。つまり、他議員に対する見せしめ、脅しだ。
- オンラインゲーム、子供に高額要求 ‖ スマホ課金、親子でルールを ‖ 相談件数5年で倍増 ‖ [対策]保護者のカード情報を利用させない、電話代合算請求させない、ペアレンタルコントロールを設定する|消費生活センターに相談する等々。
- 磯村尚徳(ひさのり)氏死去(94)📝 ミスターNHK。[NHKニュースセンター9時]の顔だった。あの独特の知見に富んだ語り口は、視聴者を虜にしたものだ。
10:00 これにて東京新聞破棄。
LGBT ‖ 高齢者ほど非寛容 ‖ 身内には無理解な人が多い
[他紙記事から ] ‖ 「多様な性を尊重できる社会に」という見出しも。確かに理想はその通りに思う。とにかく人は皆違う。多様化は文化の深度との関数でもある。理屈ではわかっている。しかし、私も高齢者の仲間入りしている身として、表題は我が心中に静かに居座っている溶けない塊のようなものだ。言葉にすることは難しいが、長い間に染み渡っている心の中の常識はそう簡単に剥がせない。231214|10:25記。
メモ
*1 トリガー条項とは
トリガーとは「引き金」の意味で、事前に定めた条件に抵触した場合に発動される条項。
ガソリンの他に、特殊な債券では、発行会社の信用度が一定程度下落した場合に利払い停止や元本を削減するトリガー条項が設けられています。
[出典 ]https://www.smd-am.co.jp › glossary
東京から新大阪への新幹線が開通したのはいつ?
昭和39年10月。
当時は「ひかり」も「こだま」も全部指定席だった。手作業での発券。年末に限定の自由席券発行する時は、処理が間に合わないこともあった。そんな時は空席を残して発車することもあった、という。
📝 私は満19歳の頃である。岡山県倉敷市水島に住んでいた頃だ。一日中、自動車の組み立てラインで働き疲れ果てて帰宅し、食べてギターを練習する日々を過ごしていた。新聞もニュースもテレビも見ない。ラジオも聞かない。そんな世の中のことは全く知らない頃のことである。もちろん、新幹線には縁もなかった。