食品配布、利用高止まり ‖ 仕事がなくなり「なんとか生き延びたい」[1面 東京共助]
とある杉並区男性(56)は、「年末年始は仕事がなくなる。正月は湯豆腐で過ごすよ」| と。
都営住宅で一人暮らし、日払いの警備や調理補助などの仕事で食いつないできたが、11月半ばに足を痛め、2週間ほど働けなかった。
健康保険の未払もあり病院にもゆけない。所持金は無くなり、仕事がない間は水とインスタントコーヒーでしのいだ。今も足を引きずるようにして歩く。
仕事を再開したが、不安は尽きない。「光熱費や食費などの出費がこの一年で月8千円〜1万円増えた。安い野菜や値引き品を探す。こんな生活を送りながら1人で死ぬのかな」と苦笑いした。
📝 これは記事をそのまま書き写したものである。見えにくいところで、こうした困窮する人も多いと推測する。
📝 臥薪嘗胆と言いたいところだが、今困っている人に言う言葉ではないのはわかっている ‖ 人は皆違う。生まれた環境や持って生まれた性格、そしてその後の運不運も全部違う… ‖ 不運な社会的弱者に対して憲法の保障する生存権に政府は手を差し伸べなければならないはずだ。政治家は裏金で頭を使うべきではなかろう。しかし、そうでもしないと落選するのか?
[金融庁]金融庁は損保大手4社*2 に対して、保険業法に基づく業務改善命令を出した。
損保大手4社に改善命令 ‖ 企業向けカルテル*1 疑い
📝 各社営業担当者は互いに面識がある ‖ 当然、互いの身を守るために情報交換など行われていることだろう。互いのシェアを争奪しない暗黙の了解もあるに違いない。事実、企業や自治体の窓口となる幹事社が事前に調整を持ちかけるという(法的に不適切な)行為が広く認められた、という。
📝 指導を受けた各社は「再発防止に取り組む」とコメントした…というが、指導効果があるにしても、企業は生き残らなければならない、という事情があればポーズとして受け止めるのは私だけではないだろう。顧客としては不利益であるが、無くなりはしないだろうと思う。
ヤングケアラー*3 支援 法制化へ
地域格差の解消目指す
[対応セクション ‖ こども家庭庁]
ヤングケアラーは、現在法律による明確な法的根拠がない。支援団体などが法整備を要望していた。 ‖ 国や自治体の支援対象と位置づけることで地域格差を解消することを目指す ‖ 子供に限らず大人になっても起こり得ることから、法制化においては児童福祉法ではなく「子ども・若者育成支援推進法」で規定するのが適切と判断し、年齢で支援が途絶えるケースを防止するため関係機関との連携を強化する。
その他のニュース
世界情勢を見渡すと、まずは紛争・戦争などパレスチナガザ地区、ウクライナの戦地の状況は相変わらず続き、終わりが見えない。
中国は、26日で毛沢東生誕130年を迎え、イベントが行われている。習近平国家主席は毛沢東政権が残した課題に取り組んでいることを強調、概ね人心を掌握しているようだ。ただし、当該国の言論界で、建国英雄視される毛沢東の文化革命については痛烈に批判した記事もあったとされるが、翌日削除されていた、という。言論統制の影も見える。
- 竹入義勝さん、肺炎のため福岡市の病院で死去(97) ‖長野県出身、 元公明党委員長、田中角栄時代に日中橋渡しに貢献 ‖ 公明党退任後にトラブルがあったようであるが、ご冥福を祈る。
用語解説
*1 カルテル
カルテルは、通常、競合関係にある企業や組織が合意して価格設定や市場支配などを協力することを指します。これはしばしば競争法に反しており、不正な手段で市場を支配しようとする行為と見なされることがあります。カルテルは一般的に不正競争の手段と見なされ、法的な問題を引き起こす可能性があります。</ChatGPT> ‖ 規制となる法律:競争法、反トラスト法
*2 損保大手4社
東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険
*3 ヤングケアラーとは
年齢に見合った手伝いの範囲を超え、本来は大人が担うべき家事や家族の世話を日常的にしている子どもを指す。病気や障害がある家族の介護・介助のほか、幼いきょうだいの世話、家族の通訳、アルコール問題を抱える家族の対応、家計を支えるアルバイトなど負担は多岐にわたる。学業や友人関係に支障が出たり、健康状態に影響したりすることが懸念される。[出典 東京新聞 第1面]