日記240614(金)晴れ

予想 晴時々曇、最高気温32℃

猛暑になりそうです。

今朝のロカボ食は、主食のご飯なしで済ませた。、

📌 10:00- ロカボ食後、始動

📌 10:30- コンビに立ち寄り、ファミチキと珈琲注文。カウンターの前で、「つかれた…」と、我知らず呟いてしまった。その言葉に、店員さんがオーム返し、顔を見合わせて吹き出してしまった。

見知らぬ相手に言う言葉ではない。無意識で口をついてしまった自分に対して、ユーモアのある店員さんの反応が「おかしみ」を生んだ。

珈琲を飲みながら、ふと、この店員さんには対人ビジネスの才能があるナと思った。

笑ったせいで、さっきまで疲労困憊していた体に元気が湧いてきたようだ。珈琲を飲み終わって外に出ると、明らかに体が軽くなっている。やっとこさ負傷兵のような体で駅まで辿り着いたのに、である。

📌 10:45- 飯能駅ホーム

今日はハリウッド映画「オッペンハイマー」を鑑賞に行く予定だ。

3時間という異例?の長い映画で、事前に評判を調べてからにしようと試みて少しばかり驚いた。これぐらいは観ておこう、と。もう何年も映画館に行っていない気がする。

✍️ 噂「355ノミネート・333受賞…アカデミー賞最多7部門受賞」| 日付2024/4/1 ‖ 十分な情報ではない。が、アカデミー賞の受賞映画ならハズレはない。I 先生、情報ありがとうございました!

→ 噂2 『オッペンハイマー』は2023年7月21日より全米公開され、現在世界興行収入9億5000万ドル(約1300億円)を超える世界的大ヒットを記録。 実在の人物を描いた伝記映画作品として歴代No.1を獲得し、今や「ノーラン史上最高傑作」とも称される作品となった。2024/03/26

✍️ 人物 Oppenheimer(63歳没)
1904~1967‖ アメリカの理論物理学者。
量子電磁力学の基礎的研究をはじめ、多くの研究でアメリカ理論物理学界の指導的役割を果たす。第二次大戦中は原子爆弾完成を指導し、戦後、水爆製造に反対したことから公職を追われた。

時は第二次世界大戦中である。

当時の米ローズベルト大統領はナチスドイツに原子爆弾開発の先を越されては大変なことになる、と焦った。そしてアメリカ、イギリス、カナダの科学者、技術者を総動員して計画したのが「マンハッタン計画」である。

オッペンハイマーは、その秘密組織の「マンハッタン計画」のリーダーとして主導的な役割を果たした。

計画は成功した。1945年7月16日世界で初めて原爆実験を実施した。

原子爆弾の父

尚、彼は「原子爆弾の父」として広く世に知られているが、その人生や性格は非常に複雑で、多面的なものだったとされている。映画では、これら内面も含んで描かれているものと思う。‖ 尚、原子爆弾の父、というからには原子爆弾の母* がいても良さそうだ。実際に検索してみるとなんと、予測に反して見つかった(後述)。

✍️ 戦後、オッペンハイマーは核兵器の拡散を防ぐための国際的なコントロールを強く主張した。しかし、冷戦の緊張が高まる中で、彼の左翼的な過去や共産党との関係が問題視され、1954年にはセキュリティクリアランス*1 を剥奪され、公職から追放された。

‖ あとは見てのお楽しみ▼

📌 12:55〜16:10 TOHOシネマ日比谷

東京ミッドタウン4Fからの日比谷公園

📌 16:10- 退出 I left the cinema

忘れないうちに、1Fから見える野外広場のマルエフ横丁で珈琲でも飲みながら概要を記録して帰る。

1F広場

▼見終えて

1942年にオッペンハイマーがリーダーとして原子爆弾の開発に取り組むまでの経緯、並びに1945年8月6日の広島、続く9日の長崎への原爆投下までを米国の視点で描いている。さらには、その開発の成功者として祭り上げられた後のオッペンハイマーの孤独な心理を独自の視点で描いている。

内容はまとまらないので、思い浮かぶ内容のみ羅列する。

  • オッペンハイマーを演じた人物はユダヤ人なのだろう。日本人に似た郷ひろみ似の俳優である。
  • 原爆開発に成功した結果、彼は秘密とする製造技術が漏れなくても、ソビエトは人的にも資源的にも備わっているから、いずれ開発できる、と主張するのである。このオッペンハイマーの主張に対して、米上層部は当然面白くない。それなら開発の施設をさらに充実させて研究開発を進めたい。が、オッペンハイマーは、続投での水爆開発は辞退する。米首脳陣は「あの泣き虫は二度と連れてくるな」と唾を吐く(感じ)。
  • 観客としての私は科学者の立場であるが、政治家の清濁合わせ飲むふてぶてしい姿勢も全否定はできない。科学者と政治家の立場の違いがわかるだけに、このオッペンハイマーの複雑な心境は同情に値する。
  • 実際上、今日までオッペンハイマーの評価は様々であるようだ。それを、できるだけ中立的な立場で映画化されていると思う。人により、この先を掘り下げたら、新しい発見があるかもしれない。

3時間に及ぶ映画のストーリーの中では、我が身を振り返って言葉にならない理由で胸が詰まることもあった。オッペンハイマーを語る歴史としては前後10年間くらいは必要があるのでメモには限界があるので、ここまでにする。

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📍 日比谷公園に夕暮れが迫ってきた

銀ブラしながら2個のBaceBreadを平らげた。銀ブラといっても夕闇が迫ってきたので、山野楽器をちょっと眺めて帰路に着くことにした。山野楽器では、写真のように880万円のクラシックギターに巡り合い、驚いた。

880万円のクラシックギター

📌 20:00- 飯能駅 日高屋で一休み。無糖質のドラゴンボールにドラゴンチキン。

📌 20:30- 帰路 |

📌 21:00- 帰宅


用語説明

*原子爆弾の母 リーゼ・マイトナー

リーゼ・マイトナーは核分裂の発見者の一人で、物理学と化学で計31回ノーベル賞候補に推薦されながら、女性でユダヤ系という当時のハンディなどがあり、ノーベル賞の受賞に至らなかった。

オッペンハイマーの映画の中で、若い科学者が新聞を手に理髪店を飛び出す場面がある。当時、原子核は分割できないと考えられており、核分裂発見の彼女らの成果をきっかけに米国をはじめ世界が原爆開発に動くことになる。

映画では、オットー・ハーンとフリッツ・シュトラスマンのドイツ人科学者の名前が出る。史実としては正しくない、とし米サクラメント・シティ・カレッジのルース・ルイン・サイム名誉教授は「マイトナーが出ないのは問題だ」と憤るが、以下略。[=日経新聞]

戦後になってからマイトナーは米メディアから「原爆の母」と呼ばれるようになる。 オットー・ハーンは優れた実験家で、マイトナーは鋭い洞察力を持つ理論物理学者だと評価されている。

*1 セキュリティクリアランスとは

この制度は、政府が保有する安全保障上重要な情報として指定された情報にアクセスする必要がある者に対し、その者の信頼性を調査・確認した上でアクセスを認める制度 です。

日本においては、従来は「特定秘密保護法」によってセキュリティ・クリアランス制度が定められていました。2024/05/17 </net>


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