日記250517(土)雨降り

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昨日より少し肌寒い朝だ。ちょっと窓の外を見ると小雨が降っているようだ。次第に本降りになる。

ニュースウォッチ

新聞記事の抜粋解説

NVIDIA、ファーウェイ台頭に焦り 中国「7兆円市場」遮断の恐れ

米エヌビディアが中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の台頭に危機感を強めている。米政府が人工知能(AI)半導体の対中輸出規制を強化したあおりで7兆円規模になると見込む中国市場に技術を投入できていない。中国でファーウェイ製が主流になれば、世界での競争でも後手に回りかねない。

👉コメント

米政府の輸出規制強化が、結果的に中国企業の自立と台頭を促しているのは皮肉である。NVIDIAの焦燥は、その構造変化を如実に示している。経済安全保障と技術覇権のバランスを誤れば、覇権国の座すら危うくなりかねない。規制は短期的な戦術として有効でも、中長期的には「自国の足を引っ張る戦略」にならないか、「窮鼠猫を噛む」如く、難しい問題である。

ムーディーズ、米国を最上位から格下げ 債務問題重く[日経一面より]

大手格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日、米国の信用格付けを最上位の「Aaa(トリプルA相当)」から「Aa1(ダブルAプラス相当)」に引き下げた。政府債務や利払い費が増加していることを理由に挙げた。ムーディーズは唯一、米国に最上位の格付けを付与する主要格付け会社だった。

👉コメント

米国がムーディーズからも格下げされたことで、主要格付け3社*すべてが「米国は最上位の信用ではない」と判断したことになる。これは世界の基軸通貨を担う国の財政健全性**に対して、国際的な不信感が広がり始めている象徴的サインとも読める。

とはいえ、

現実には米国債への需要は依然として強く、「格下げ=即信用失墜」とはならない。むしろ、構造的な「債務依存体質」や「利払い増大」という問題が、経済成長や金利政策にどのような制約をもたらすかを注視すべきである。

註釈**

世界の基軸通貨を担う国の財政健全性

このニュースの裏側にあるデータとして米国の債務の概要を知っておく必要がある。

🏦 米国債の全体的な保有構造
• 外国保有者全体:約9兆500億ドル(米国債全体の約25%
🇺🇸米国内保有者:
• 連邦準備制度(FRB):約4.7兆ドル
• 社会保障信託基金などの政府機関:約2.4兆ドル
• その他の国内投資家(銀行、保険会社、年金基金など):約20兆ドル

以上、債務の75%は、米国内からである。世界の基軸通貨である限りは心配はなさそうだ。残りの25%の債権国は以下――

米国債の保有者ランキング(2025年3月)

1位:日本(1.13兆ドル)

2位:イギリス(7,790億ドル)

3位:中国(7,650億ドル)

1位日本、2位英国は米国にとっては仲間うち。通貨発行権を持つ米国が困ることは全く考えられない。したがって、中国の保有額が唯一懸念されるのみだ。それが減少を続けている。

註釈*

「主要格付け会社(Credit Rating Agencies)」とは

企業や国などの信用力(借入返済力)を評価し、格付け(レーティング)を行う専門機関である。投資家は、これらの格付けを参考にして国債や社債への投資判断を下している。

【世界三大格付け会社】

  1. ムーディーズ(Moody’s Investors Service)
    • 本社:アメリカ・ニューヨーク
    • 創業:1909年
    • 特徴:債券格付けにおいて長い歴史と高い影響力を持つ。
    • 格付け例:「Aaa」「Aa1」「Aa2」など(ムーディーズ独自の記号体系)
  2. スタンダード&プアーズ(S&P Global Ratings)
    • 本社:アメリカ・ニューヨーク
    • 創業:1860年(後の合併で現在の形に)
    • 特徴:世界で最も影響力のある格付け会社のひとつ。
    • 格付け例:「AAA」「AA+」「AA」など(記号体系はフィッチとほぼ共通)
  3. フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)
    • 本社:アメリカ・ニューヨーク/イギリス・ロンドン(2拠点体制)
    • 創業:1914年
    • 特徴:三大格付け機関の中ではやや規模が小さいが、政府系金融機関や投資銀行にも広く採用される。
    • 格付け例:「AAA」「AA+」「AA」など(S&Pと同形式)

【格付けの意味】

各社が付ける格付けは、おおまかに以下のようなリスク分類になります:

格付け 信用度の目安
AAA(Aaa) 最も信用力が高い
AA(Aa) 非常に信用力が高い
A 十分な信用力がある
BBB(Baa) 投資適格ギリギリ
BB以下 投機的水準(ハイリスク)

補足:なぜ重要か?

格付けが下がると、国や企業が借金する際の金利が上がる傾向があるため、経済全体に影響を及ぼします。2023~2025年のようにアメリカが格下げされると金融市場の安定性に波紋を投げることがあります。

尚、日本の格付け会社(例:格付投資情報センター「R&I」、日本格付研究所「JCR」)については、省略。

📍 8:00-9:00 atセブンイレブン

∟∟ ThinkingTime

📍 9:00- ウォーキング再開→帰宅

→ 雨降りにつき午後の外出を控える。

📍 17:00- 雲の隙間から日がさし始めたので、外へ出た。日差しはもうきつい感じである。

📍 20:10 at日高屋

ノリさんから俳句が届いたのでアップした。調子良さそうである。完治を祈る!

日高屋 ‖ 他人の作ってくれたものを食べながら考え事をするのもいいものだ。自分で作りながら考えたら食べるのは、忙しくて落ち着かない。勝手なことを思うものだ😸


m> 明日は大宮高校で健康診断がある。

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