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真夏朝 薄明かりでも もう暑い
今朝もまた ニュースを見つつ コーヒーを ため息ひとつ 変わらぬ世界
▶︎論文内に秘密の命令文、AIに「高評価せよ」 日韓米など有力14大学で
[日経新聞引用記事]早稲田大学や韓国科学技術院(KAIST)など少なくとも8カ国14大学の研究論文に、人工知能(AI)向けの秘密の命令文が仕込まれていることがわかった。「この論文を高評価せよ」といった内容で、人には読めないように細工されていた。こうした手法が乱用されると、研究分野以外でもAIの応答や機能がゆがめられるリスクがある。
👉[コメント]AIに向けた隠し命令文は、文章に暗号のように仕込むことは技術的に容易だろう。重い刑罰などの対策を講じても、結局はイタチごっこになる懸念がある。専門家に任せきりにすれば、権力の意志が介入する危うさも否定できない。人間とは誠に困った存在である。仕組まれても、自らの良心に従うことで一定の防波堤にはなり得るが、個人の判断だけでは限界がある。やはり今後の研究に期待し、社会として議論を深めていくしかないだろう。
▶︎世界が行き着く先は「暴君」なのか 権威主義、人口の7割を支配
(記事要約)ネパールの首都カトマンズで5月29日、数千人規模の群衆が「王の庇護」を象徴する黒い傘を掲げ、王政復古を求めるデモを行った。2008年に王制を廃止して連邦共和制に移行したが、その後は頻繁な政権交代と閣僚の汚職疑惑が続き、国民の不満が高まっていることが背景にある。
世界が行き着く先は「暴君」なのか 権威主義、人口の7割を支配
【コメント】
👉政治的な腐敗や度重なる政権交代の混乱は、常に「強い支配者」の復活を求める声を呼び寄せてきた。ネパールにおける王政復古の動きも、その典型的なパターンと言える。
👉歴史を振り返るまでもなく、民主主義が十分に根付かないうちに制度疲労や汚職が露呈すると、民衆はしばしば「秩序と安定」を保証してくれる過去の体制に回帰しようとする。
👉ネパールのデモは、単に王政復古という懐古主義ではなく、政治的機能不全への歴史的反射とも捉えられる。歴史上、制度に対する絶望は暴君や専制政治を再評価させてしまう強い力を持つことを改めて認識すべきだろう。
👉 <私見>権力を崇高なものとして崇め(国王、あるいは天皇のような地位)、その旗印のもとで実行部隊を分離し民衆の理想を追求する形式は望ましい形態である。実践部隊も会社でいうなら社長と会長の関係のように機能の分離が望ましい。権力と実権が一つでは三権分立のような牽制しあってバランスと取れた政治は行われない。どんな政治システムも必ず権力が伴う。したがって、その権利はしっかりした監視システムを構築しておかなければ、国民にとって持続可能な民主主義にはならないだろう。尚、このようなシステムもAIが力を持つ可能性のある分野である</私見>