予備調査
神代植物園訪問予定日 2024/05/10(金)
◾️交通手段と予定

7:30-飯能8:17→所沢→東村山→JR中央線 国分寺駅乗換→三鷹下車、南口の小田急バスで三鷹駅から神代植物園正門まで バス。バス所用時間 通常約15分から20分程度(バスの所用時間はChatGPTで調べた)。
◾️スケジュール

◾️参加者 校長、担任、他2、生徒19他1
◾️花とイベント情報 春のバラフェスタ
バラ園では400種類の多彩な春バラが一面に。神代植物園は『世界バラ会連合優秀庭園賞*(注記)』の受賞歴がある。‖特別企画展として、ツツジが植物会館ロビーで披露されている。
* (注記)ロンドンに本部があり世界40ヶ国のバラ会が加盟している。バラ園の育成、維持管理、展示様式が高い水準に達しているバラ園に贈られる賞である。
————————————
シーズンとしては、バラ、サツキ、シャクヤク、ユリノキ(百合の木)

▶︎ 基礎情報(植物について、他)

▼百合の木

ユリノキ(百合の木)は緑がかった黄色い花を咲かせる落葉高木です。名前にユリとつきますが、花はどちらかというとチューリップに似ています。葉は形が特徴的で、秋には美しい黄色に色づきます。成長が早いことから、公園や街路に、また庭木としてもよく植栽されます。
▼芍薬(シャクヤク)

シャクヤク(芍薬)はその華やかな花で世界的によく知られる多年草です。育成の歴史も長く、中国では紀元前から栽培されていた記録があり、日本へも9世紀ごろに持ち込まれ、観賞用として広まりました。‖牡丹のようなお嬢さん、という歌謡曲のフレーズがある。
▶︎ バラ
落葉低木樹である。一重~八重咲きで花弁は5枚~100枚近いものまである。形状、色、花弁の風合い*も様々で、開花サイクルは35~45日。葉は相対で奇数(1〜9枚)、形状も艶も多様である、寿命は植えっぱなしで10年程度と言われている。
種類は3万〜10万種以上とも言われている。
▶︎ サツキ 花の名前の英語表記では、サツキもツツジも「azaria」である。アザレアは、ツツジ属として園芸用に育成が行われて海外に渡ったもので亜属として別に呼ばれるようになったもの(推量含む)。
▶︎レンゲツツジのように毒性のあるツツジもある。

レンゲツツジ
[注釈]風合い
触れた時の感触や手触り、見た目や印象のこと。英:handling</net>
♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️
▶︎ 6. リサーチの記録◀︎
6.1 文学等で登場する関連植物
俳句でよく詠まれる。バラは5月、夏の季語。
正岡子規の作品に以下のように、薔薇が多く取り上げられている。
植物園見学にピッタリなのでいくつか挙げてみた。
正岡子規は松尾芭蕉と並ぶ与謝蕪村を高く評価していた。その蕪村の句もあるがここでは省く。
📌くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる
📌夕風や白薔薇の花皆動く
📌傘さして馬車を下りけり薔薇の花
📌とげ赤し葉赤し薔薇の枝若し
📌ビール苦く葡萄酒渋し薔薇の花
📌薔薇深くぴあの聞ゆる薄月夜
📌鵞ペン立てしインキの壺や秋の薔薇
📌薔薇くれし媼みまかり薔薇咲ぬ
📌薔薇の花マリーと呼ぶは妹なり
📌薔薇の花に鼻つけて嗅ぐ香の薄き
📌満園の緑や薔薇二三輪
📌薔薇を剪る鋏刀の音や五月晴
6.2 植物の分類などについて→下記
6.3 出来事記録(印象・出来事)
6.4 記憶のあるうちに感想を残す
§6.2 植物の分類について調査
・2024/5/7 追記
植物の分類は、生物学の分野であり、植物を類似性や系統関係に基づいてグループ化する方法です。主な分類の階層は、次の通りです
- 界(Kingdom): 最も広範な分類階層で、植物は植物界(Plantae)に含まれて、他の生物と区別されます。
- 門(Division): 植物界は複数の門に分かれます。例えば、被子植物門(Angiospermae)と裸子植物門(Gymnospermae)があります。
- 綱(Class): 各門は複数の綱に分かれます。被子植物門には、ユリ目(Liliales)やバラ目(Rosales)などの綱が含まれます。
- 目(Order): 綱は更に複数の目に分かれます。例えば、バラ目には、バラ科(Rosaceae)やハス科(Nelumbonaceae)などの目が含まれます。
- 科(Family): 目は更に複数の科に分かれます。バラ科には、バラ属(Rosa)やリンゴ属(Malus)などが含まれます。
- 属(Genus): 各科は複数の属に分かれます。例えば、バラ属には、バラ(Rosa)やシャクヤク(Paeonia)などが含まれます。
- 種(Species): 各属は1つ以上の種を含みます。バラ属には、ノイバラ(Rosa rugosa)やヒョウタンバラ(Rosa chinensis)などの種が含まれます。
これらの階層は、形態学的特徴、生態学的特徴、遺伝学的特徴などの複数の要素に基づいています。
遺伝子解析などの分子生物学的手法は、最近では植物の系統関係をより正確に理解するために広く使用されています。
♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️
◯◯の戦略⇒植物の(生きる)戦略
生物は生き延びるために様々な環境に適応しながら多種多様に進化を遂げてきた。ここでは、特に植物について見てゆきましょう。
植物の進化には、まるで思考したかのようなさまざまな戦略が含まれますが、一般的には以下のような項目別に特徴を述べられると思います。
- 光合成: 太陽光を利用して二酸化炭素と水から酸素とブドウ糖を生産する能力。光合成によって植物はエネルギーを得て成長し、他の生物と生態系全体での酸素循環に貢献します。
- 根の成長: 根は水や栄養素を取り込むための器官であり、土壌中での安定性を提供します。植物は根を効果的に成長させ、土壌の中から必要な物質を摂取します。
- 繁殖戦略: 植物は種子、花、果実などを通じて繁殖します。これには風、水、動物などの手段を使って花粉や種子を広げる方法が含まれます。
- 防御機構: 植物は天敵から身を守るために、とげや毒素を生産したり、匂いを出したりします。また、病原菌や害虫から身を守るために、抗生物質や特定の化学物質を分泌することもあります。
- 適応能力: 植物は環境の変化に適応する能力を持ちます。例えば、乾燥地域では多くの植物が耐乾性を発達させ、極端な温度変化に耐える能力を持つことがあります。
これらの戦略は様々な環境で進化・分化し自然界を互いに侵食しないように棲み分けてきました。
神代植物公園内の代表例として以下にその戦略的特徴を述べてみます。
▶︎ サボテンの戦略
乾燥地帯で生き残ってきたサボテン。水分の貯水池機能を体内で持つように進化した。また、サボテンに棘があるのは、バラの戦略に似て、大きな動物の接近を防ぐと考えられる。
▶︎ バラの戦略(仮説)
バラの美しさはなぜなのだろう。それはさておき、美しいバラには棘がある、という。このトゲはなんのために備えたのか?まず考えられるのは、大きな動物はバラにとっては危険な相手だと思われる。そこで、トゲはその防衛のためにある。また、小さなありのような昆虫は、花の蜜を媒介してくれるので、その登り下りの仲介地点で役に立っている。
————————————
メモ
▶︎サツキとツツジの見分け方
・葉で見分ける
→サツキの葉は光沢があってツルツル、小つぶ。ツツジの葉は柔らかく毛が生えふわふわ感がある。
・大きさや、木の特徴で見分ける
→サツキは花が小さく、多め。赤系。木は低木でせいぜい1メートル。ツツジは放っておくと成長して高くなる。また、ツツジの花の色は豊富で、赤。白、ピンク、白と赤を同じ土壌で育成するとピンクの花をつけたりする。また、時期でも多少の違いがあり、サツキは5月、ツツジは4月が盛んである。
▶︎別の記事をピックアップ

◾️その後 道で見かけた花壇。見た限りはサツキだった。花ビラが小さい。写真と同じ色である。アプリで判定するとサツキ。もっとも、ツツジもサツキと判定が出る。