[共同 23日未明]モスクワ郊外のコンサートホールでロックグループ公演前の観客へ向けてテログループが自動小銃を乱射し115人が死亡し、多数が怪我をした、とロシア連邦捜査委員会が発表した。
連邦保安局(FSB)はテロに関与した4人を含む11人を拘束したとプーチン大統領へ報告した。
一方、過激派組織「イスラム国(IS)」が22日、「多数のキリスト教徒を襲撃し、数百人を殺傷した」と犯行声明を系列メディアで公表した。
ロシアはウクライナが関与しているとし、ウクライナは断固否定するとしている。
コメルサント紙電子版は、プーチン政権を敵視する武装集団「ロシア義勇軍団*1)」が、関与したとの捜査関係者の見方を伝えた。
イスラエルの米の会談 ‖ 溝埋まらず
[エルサレム共同]先日のニュースでイスラエルのガザ・ラファ侵攻に反対するバイデン氏の元へイスラエルの政府要人が訪問すると伝えたが、その時、調整は難儀するとも伝えた。まさに、その通りの結果である。
ラファにはガザ地区からの避難民ら150万人が密集している。侵攻が始まれば、民間人被害は免れず、国際社会の懸念はさらに深まる。
米ブリンケン氏は報道陣に対し「イスラム組織ハマス打倒というイスラエルの目標は共有する」としながらもラファに侵攻すれば「国際社会でイスラエルはさらに孤立し、長期的な安全保障につながらない」と指摘した。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は「ラファ侵攻なしにハマス壊滅はできない」という立場で民間人の人道支援や戦闘地域からの退避が必要であることは理解している、としている。
‖👁️🗨️ 両政府は近く米首都ワシントンでラファ侵攻の代替策を話し合うが、難航は必至だと思われる。ここでイスラエルが弱気になれば、ハマスの思う壺、ということもあろう。
注釈
*1)ロシア義勇軍団は2014年以降、ロシア人右翼の義勇兵を集めて、2022年8月にウクライナ領土防衛隊の部隊として結成された。
創設者のデニス・カプースチンはドイツ育ちのロシア人で、2018年頃にウクライナへ拠点を移したと報じられている。別のソース(ニュース源)では、この組織が「プーチン大統領の軍隊を倒す」という目標がある、としている。
また、戦争においては、なんらかの調整なしに、銃器を持って自由気ままに戦うことは不可能ということから、ウクライナ側から、なんらかの調整(関与)はあったであろう、といった見方もある。
👁️🗨️戦時のことである。何が真実かはわからない。我々一般人としては、煙程度の情報としてみる他ない。したがって、考えが偏らないように、慎重に事を見守るしかない。