合計特殊出生率実態はさらに低い ‖ 厚労省統計、外国人女性を分母に入れず

記事の出典は東京新聞朝刊 ‖ アイキャッチ画像は今朝の入間川辺りからの眺望雨模様 ‖ 📝は、要約やコメント、👀は驚き

◆◆ 今朝のニュース拾い読み◆◆

厚生省の発表する人口動態統計の中に「合計特殊出生率」がある。これが年々少なくなり人口が減少していると公表してきた。ところが、実態はもっと下降しているということが明らかとなった。

その理由は、計算式にある。

（合計特殊出生率）= （出生した日本人 / 出生した母親）の中に、外国人（計算式対象外）が産んだ日本人について矛盾があるのである。この矛盾は、外国人が増えてゆくにつれ増大する。

無視できる間は、誤差も少ないが、今日、外国人の産んだ日本人は増えている。つまり実態の示す分母はもっと大きくなるのである。

このような矛盾のある統計を利用し続けるのは問題があるのは明らかである。

厚労省としては、もし新しいやり方を取るとこれまでのデータと比較できない、という心配をしているようだが、間違いを放置して、実際はこうだ、という補正をしながらデータを見るのでは無駄が多く、また不正確になる。

大正大の小峰隆夫客員教授は「あまりにもおかしいので、にわかには信じられなかった。外国人が多くなるともっと大きな問題となる可能性がある」と指摘した。

📝厚労省からすれば、他の統計式にも関係し、全体を正すのが大変だ、という。だからと言って間違いを放置したのでは何を信じて良いかわからない。

時代にそぐわなくなったことが明らかなのだから、間違いは正して、過去のデータと比較する必要があるときは、推計でやるしかないと思われる。今の間違ったデータを推計するよりはるかに安心できる。統計データはあらゆる分野で正しいものとして参照される。

よって、即座に正しい計算式にすべきだ（私感）。

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