これまで「救済法」の対象外となっていた128人全員に判決が下された。救済対象外となっていた方々は、メチル水銀*に汚染されていた地域に住んでいた不知火海岸で暮らしていた。判決文は、毛髪の水銀値の調査結果を踏まえている。低濃度でも長期間曝露(ばくろ)すれば、水俣病を発症する可能性があるとしている。
水俣病は、1956年に公式に確認された公害病である。それ以後、関係者に政治決着などで一時金が支払われてきた。その対象から漏れ、大阪府などに住む128人に賠償金の支払い命令が大阪地裁から下されたのである。
判決は国の主張より低い毛髪水銀値で水俣病を発症し得るなど、ことごとく原告側の主張を採用したという。📝 勝訴して275万円の救済金額が支払われる。健康を害した人から見たら、勝訴は嬉しいことかもしれないが、金額は決して見合うものではない。勝訴しても尚気の毒だ。
7200万円受託収賄起訴 ‖ 元自民党の秋本議員へ ‖ コロナ給付金詐欺も
洋上風力発電事業を巡る汚職事件で東京地検特捜部が起訴。コロナ給付金の不正受給でも詐欺罪で起訴。いずれの起訴内容も否認し議員辞職の意向なし、と報道されている。📝 これだけ騒がれて、実態はなかった、と言うようなことは考え難い。通常、特捜部は確証を掴んでいない限り起訴はしないだろう。もちろん、例外的に国政がらみで威信をかけて起訴し、場合によりその人物の政治生命を断つなどもありえなくもない。それだけの権力機構というふうに理解している。果たして、行方は?
対馬、核ごみ調査を拒否 ‖ 風評被害懸念
📝長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は国の「文献調査」を受け入れない方針を下した。理由は「市民の分断を深めたくない」というものである。この文献調査は国の核ゴミ処理場選定プロセスの第一段階となるものである。
📝 [原発問題]原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核ごみ)の最終処分場が必要となっている。その設置場所を選定する作業を国が行なっている。当然そこには国からの少なくない支援金の支給が見込まれるので、受け入れ自治体にジレンマが生まれることだろう。
首相が連合定期大会に出席 ‖ 自民16年ぶりの出席
連合といえば立憲民主党の支援母体としてのイメージが湧く。
そこへ自民党の首長が出席し自民の賃上げアピールをするというのであろう。
さあ、立憲はどうする?自民も立憲も交えた総合戦。自民の支持率にどう影響し、立憲の立場はどうなるのか?注目してゆきたい。
その他
- 米当局、Amazonを提訴
- スシロー、画面に流れるすし
- サッカー元日本代表、小野氏引退
- 藤井聡太氏、八冠王手 ‖ 王座戦3局目勝利で、残り一勝すれば前代未到の8 八冠となる ‖ 「終盤は負けの形だと思っていた」と藤井七冠。勝敗は僅かの力の差なのだと感じさせる言葉だ。勝敗とはいつもその瀬戸際で闘っているのだろうと、その凄まじい精神力に脱帽だ。
- 平均給与2年連続増、458万円 ‖ 📝 このデータ、どう評価するか。私は中央値を示して欲しいと思う。なぜなら一部に富が偏れば、平均は庶民感覚とズレる値にシフトするからだ。また、パートやアルバイトのデータも見落とすべきではない。正規社員と派遣社員の差も同様だと思う。