日記250601(日)曇 M子現る

789 06 08

📍 6:30 get up!

朝飯前の食べ物を口にしてすぐ散歩に出た。

いつものコンビニでコーヒを飲みながら、掃除していたおばちゃんを見て、田舎の幼馴染みを不意に思い出した。姿かたちがそっくりだったからだ。

背中がわずかに前かがみで、肩が「こんもり」と盛り上がっている。幼なじみだったM子の60歳も近いころにそっくりだった。その彼女とは同じ4月生まれで、同級生だったが私より彼女の方が早く生まれていた。

とはいえ、昔から彼女のことを女の子として意識したことはない。近所の悪ガキ仲間の一人であり、毎日のように一緒に遊んでいた。

不思議なことに、私を訪ねてきてくれた当時59歳のM子は、私の記憶にある彼女の父親さんに姿かたちがそっくりに変化していた。もちろん、子供の頃はそうは思ったことはない。それが中高年を過ぎてみれば、親父さんそっくりの姿勢になっていたので印象に残っている。

荒海や 佐渡によこたふ 天の川 松尾芭蕉

M子の親父さんは、私が十五歳で船乗りとして初めて社会に出たとき、最初に仕事を教えてくれた親方だったので、記憶によく残っている。りくつっぽい人で有名だった。叱る時も、理屈から入るので、長くなる。叱られるのはなるべく短いに越したことはないので、長い説明は辟易したものである。私はその経験から、他人を叱るような場合は、一回だけ、さっと終わるようにしている。理屈は自分で考えて貰えばいいのだ。


気がつけば、59歳になったM子は、かつての彼女の父親と、背中の丸みやその傾きまで、そっくりになっていた。人はやはり、見えないところまで、血を受け継いでいくのだろうか。そんな不思議さに、思わず感心してしまったものだ。

そんなM子が、私をわざわざ田舎から東京まで訪ねてきてくれてから、もう20年になる。早いものだ。あのとき彼女は、昔のままの笑顔で、何気ない話をしに来てくれた。まさかその翌年、彼女が亡くなるとは夢にも思わなかったのであった。

「今度、田舎に帰ったら、また子供の頃歩いた道を一緒に歩こう」


そんなことを私は、ぼんやりと思っていたが、その淡い夢も彼方に消えた。やろうと思ったことは、引き伸ばしたらやってこなくなる。

今でも私は、あの田舎の凸凹道を心の中で歩いている。

📍 16:40- ウォーキング中である。 

今日はほぼ一日、家のネットワーク環境の設定に追われていた。Wi-Fi機器のメーカーサポートとLINEでやり取りしながら、リモートでの対応を続けた。担当者が複数案件を抱えているらしく一つ一つのやり取りに時間がかかる。合間に台所へ行って軽く食事をとったり、飲み物を飲んだりしながら、なんとか対応を続けた。

結果として、約4時間かかったが、無事に動作させることができた。おかげで、NTT docomoの有料サポートを利用せずに済んだ。実は昨日、再三電話がかかってきていたのだが、出られなかった。しかし今思えば、出られなかったことがかえってよかったのかもしれない。それほどに、今回の設定は難しく、手間のかかる作業だった。


8000歩ほど歩いたら帰ろう。今日という1日もそれで終わる――

夕闇に 遠き話し声 家路かな

📍 19:30-帰宅 

ウォーキング歩数 9246歩 

夕食‖ ロカボ食、玄米120g、💊ビタミンB12

明日の準備[hh関連方策検討、todolistから]

体重お風呂上がり 51.9kg

it>スマホwebアプリのBraveを使うと広告なしでYouTube番組も視聴できる。もっぱら、昭和早期の歌謡曲。私にはこの頃の歌が心にしっくり、ぴったりだ。

📍 22:00 The day is drawing to a close.


詩歌・俳句・川柳・短歌など

🔸250601-mandara

夕闇に 遠き話し声 家路かな
話し声 風なき夕の 帰り道
遠き声 夕闇迫る 我が帰路
迷いつつ 鍋ひとつ買ふ 初夏の暮れ
先のこと 知らずに買ひし 菜箸かな
乏しさを 量りて迷ふ まな板よ
乏しきを 握りしめつつ 選びたり 明日を測れぬ 台所用品
迷い迷い やっと決めたる 鍋ひとつ 役立つ日さえ わからぬままに
買うたびに 心揺れおる 暮らしもの 使うも使わぬも 時の気まぐれ
エッセイ

頑固とは何か

「年寄りは頑固だ」とよく言われる。しかし、そう言う側は果たして頑固ではないのだろうか。

頑固とは、単に物分かりが悪いという意味で語られることが多い。だが、自分の主張を強く持ち、相手に歩み寄れない姿勢こそ、まさに頑固ではないか。

結局のところ、「頑固」とは相対的な概念である。自分と違う考えを持つ人を、頑なだと感じることがあるだけだ。

もちろん、どうでもいい話だと言えばそれまでだが、多様性という視点を持てば、そもそも「頑固だ」と相手を責める必要はなくなる。

ただし最近では、むしろ「年寄りが頑固であることにこそ価値がある」と感じることもある。時代の流れにただ従うのではなく、過去の経験からくる信念を持つこと。それは「頑固」と呼ばれるかもしれないが、逆に言えば、それが人生を生きてきた証でもあるのだ。250601

人生100年時代に挑戦[闘老・老活]

[老活日記]体重51.9kg お風呂上がり、お風呂は39℃のぬるま湯で15分程度、ゆっくり浸かると睡眠の質が向上するようだ。歩数1万歩に届かず。