たった今はいったニュースです。
中国国営マスメディアが本ニュースの出どころです。
30日に上海で白血病などの病気で逝去、ということですから今日ですね。
なにはともあれ、ご愁傷様といいたい。
年齢が96歳ですから、病気がなんであろうと、それほど驚くべきことではなく、むしろ、生前の中国発展の役割を果たした大往生を祝うべきかと思います。人間いつかは死ぬわけです。特にこれほどの高齢者になれば、死は日常的なものです。
さて、江沢民は中国共産党の元総書記です。江蘇省出身で、毛沢東、鄧小平に続く世代の最高指導者だった人物です。
彼は自転車からオートバイ、さらに四輪車へと目まぐるしい中国国内の経済成長の最中に国家主席を務めた人ですから運のある人といえます。
鄧小平氏の路線を引き継いで退任するまでの10年間、このように経済大国になる礎を築きました。1998年に日本に国家元首として初めて足を踏み入れ、「日中共同宣言」を発表し友好協力を宣言しました。
一方で、彼は我が国の歴史認識について厳しく非難をしてきました。それがいまも続いているわけです。一方では、日本から多大な協力を得て発展の原動力にしてきました。複雑な気持ちになるのはしかたありません。相互に協力して発展するのであれば、御の字だとおもいますが。
とにもかくにも、黙祷を捧げます・・・・・・・。2022年11月30日
2022.12.1 追記 トキのその後
「日中共同宣言」で初来日したとき、中国から、トキを贈呈品として持ってきたそうです。その時は、日本では絶滅したトキでしたが、現在では日本海側を中心に480羽が美しいトキ色の羽を空に羽ばたかせているそうです。
参考情報源《朝日新聞のコラム,yahoo!》